6月6日発表予定Siriスピーカーに期待

6月6日 WWDC17で発表予定Siriスピーカーに期待
 近年、音声認識対応スピーカーが広がりをみせています。
日本語対応の有無はありますが、アマゾンのEcho、グーグルのGoogle Home、マイクロソフトのCortanaなどがあります。音声認識力を向上させ、声で天気予報や音楽再生、電話通話、商品注文などができます。
私が一番重要としているポイントは、声だけでどこまで操作が行えるかです。
AppleのSiriでは、音声認識のみで、電話通話はもちろん、メールやSMSの作成と送信、カレンダーやリマインダーの登録とアラート、メモの記入や読みあげが行えます。しかしネット検索やネット上の文章の読み上げはできません。
AppleのYoutube動画でもあるとおり、HomeKit対応の家電が増えたり、Siriの操作できる範囲が広がることで、重度障害者の生活の質の向上に、強い期待が感じられます。
今後の課題としては、現在のSiriは、声で音声認識の起動(Hey Siri)をするには、常時コンセントにつなげておく必要があります。モバイルバッテリーなどで解決することはできますが、大きな問題です。また、内臓マイクも近くなら声を拾いますが、遠くの声は拾えませんし、外部スピーカー接続時は、HeySiriがつかえません。専用のスピーカーが販売されることで、これらの問題が解決することを願うとともに、次のような社会生活技能にも対応した、操作が行える事を希望します。
①音声認識での、ブラウザの操作、読み上げ。
②音声認識での、電話の転送、保留。
③音声認識での、テンプレートメールの作成。
①ができることで、ウィキペディアの読み上げやYoutube動画の閲覧ができると情報収集の幅が広がります。
②と③は就労技能にも活かせるからです。オンコールやテレアポや、メール対応などのワークシェアリングにつながれば、社会の一員として役立つチャンスにもつながっていけるからです。工学で障害児者のよりよい生活に寄与できる社会の実現を私は強く願います。

※2017年6月9日追記、AppelよりHome Podが発表されました。音楽プレイヤー機能に特化していますが、Siriとホームキット対応です。日本語対応や日本での販売は現段階では未定とのこと。